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おやきを喰べよう (第3回) [みやげもの]

 今回はまたまた上水内郡小川村にやって来た。
 以前も触れたが小川村はおやきの里として町興しに取り組んでいる。
 道の駅おがわを出て通称オリンピック道路を長野方面に少し進むとおやき村と書かれた看板が見える。
 丁字路を左折し橋を渡るとおやき村の入り口だ。
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 案内に従い左折するといきなり道が狭くなる。
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 ?と思う人が多いのか「この道で正しいです おやき村」と書かれた看板が立てられていますよ。
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 すれ違い不可能な箇所の多い道を登っていく。
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 ところどころに案内表示があるので迷う心配は無いだろう。
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 入り口から数分でおやき村に到着。
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 建物脇などに駐車スペースがある。
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 少し先には少し広い駐車場があるが、店舗までちょっと歩く羽目になるので御年配の方と一緒の時は先に降ろしてあげましょうね。
 靴を脱いで店内に侵入。
 売店と飲食スペースがあり手打ち蕎麦の実演中。
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 手打ち蕎麦も売りの一つでおやきとのセット喰も用意されている。
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 奥におやきを焼いて喰べられるところがあるよ、と云われ回廊を進んで行くと山小屋風の部屋に行き着いた。
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 大きな囲炉裏があり先客が周りに座っておやきをパクついていた(写真は客が退出してから撮影)。
 本日のおやきはうの花(おから)としめじの2種(1個170円、2012年11月現在)。
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 焙烙(平たい金属製の鍋)で表面を焼き固め、いろりの火で更にじっくりと火を通す。
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 以前は灰に埋めていたが、勝家おやき店でも触れた保健所の指導で現在はこのスタイルで焼いているそうだ。 
 おやきの里ではこの焼き方で焼いたおやきを縄文おやきと呼んでいる。
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 サービスで野菜たっぷりの味噌汁がいただけるのでしっかり貰う。
 おやきは持ち帰りもできるが折角なので囲炉裏端でいただきましょう。
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 皮は表面がパリパリした喰感で中は少しホクホクした感じ。
 焼き立ては熱々なので火傷しないよう注意していただく。
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 おからは特有の優しい甘さがいい感じだ。
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 しめじはキャベツと一緒になっておりやや濃い目の味付。
 ハフハフと摂取。
 女性なら3個も喰べれば結構お腹いっぱいになるのではないかと思う。
 ここは元々は蔵だったところを改装したそうで、wikipediaのおやきの項の写真で使用されている部屋だ。
 喰べながらちょっと女将さんとお喋り。
 本州のHESOにも前に行ったんだけどこっちの道の方がよっぽど難易度高いですよね、というと笑う。
 道を広くして観光バスとか来るようになるとお客さん捌ききれないから今くらいが丁度良いんだよねぇと。
 
 焼き立てのおやきをいただいた後は売店を覗く。
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 3個入りと6個入りのおやきが冷凍の状態で売られている。
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 あずき、野沢菜、しめじ野菜、ひじき、にら、野菜ミックス、うの花、じゃが芋コーン、きんぴら、ピリ辛なす、大根、りんご、チーズと種類が豊富。
 目移りするが全部買う訳にもいかんので比較的珍しいりんご、チーズを捕獲。
 ひじきときんぴらは生地が餅タイプで種類が違うそうなのでひじきを併せて捕獲して帰路についた。
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 帰り道も細い山道で随所に気をつけてね、との趣旨の看板が立てられている。  
 そのおかげか無事に幹線道路まで戻れました。
 雰囲気も面白く、信州の山里気分も味わえるスポットだった。

日清ラ王 袋麺屋 醤油味 & 味噌味 [ラーメン]

 平日の東京出張
 午前9時くらいに新宿入りしたかったのだが、中央道笹子トンネルの崩落事故(犠牲者の御冥福を御祈りいたします)の影響で時間の予測がつかなくなった。
 伊那方面から高速バスを利用すると伊那バスセンター午前4時25分の始発か5時25分に乗る必要があるのだが、上述の事故の影響で当該区間は上下線とも通行止め。
 勝沼-大月I.C.間は国道20号線を使用して迂回するルートとなるため運行遅延が生じている。
 高速バスセンターに問い合わせると国道20号線の通勤ラッシュと重なるため始発は2時間弱の遅延だという。
 前泊は仕事の関係で無理だったので午前中の予定の変更を伝えて伊那バスセンター午前6時25分のバスで伊那を発った。
 中央道は目に見えて空いており、勝沼I.C.まで順調に辿り着く。
 国道20号は意外と道幅が狭く大型車同士の擦れ違いに少し徐行を要する区間があったが渋滞もなくすんなり大月I.C.へ。
以降も流れはスムーズで首都高で若干の渋滞があったが結果的に午前10時50分頃新宿に到着した(20分程の遅延)。
 少し時間の余裕ができたので朝喰兼昼喰をどこかでいただきましょう。
 目的地は品川駅近辺なのでJR山手線(内回り)にブヨブヨと乗り込む。
 渋谷駅で降りると同じホームに日清ラ王 袋麺屋が見えた。
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 日清ラ王は生麺を使用したカップラーメンとして一世を風靡したが、他社製品との競合に競り負け徐々に販売が落ち込み2010年8月に一旦終了を生産した。
 ラ王追湯式典なる生産終了を惜しむイベントまで開催されたにも関わらず1ヶ月もたたないうちにリニューアルした2代目ラ王販売が告知されたため大きな批判を浴びたのは記憶に新しい。
 本来醤油ラーメンがウリなのにミソが付いてしまい(味噌ラーメンもラインナップにあるのだが)マーケッティングを誤った一例として今後も何かに付けて思い出されるに違いない。
 その後2012年夏に汐留で値段のないラーメン屋として提供されていたラーメンがラ王の袋麺だったことが発表されて8月から関東甲信越、静岡先行販売が行われている。
 更なる認知度向上を図るべく2012年11月6日より渋谷駅で日清ラ王 袋麺屋が設置されているのだ。
 このような形態の店舗は以前当駄ブログでも扱った日清どん兵衛でもありましたね。
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 店内に入るとメニューは醤油味、味噌味(共に250円なり、2012年12月現在)の二種類のみと至ってシンプル。
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 醤油ね、と爽やかにコールして席に着く。
 どん兵衛のときは山手線外回りのホームでテーブル席もあり店舗も広かったが、こちらはカウンター10席程と狭い。
 水はセルフサービスで番号札を貰う。
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 当然ながら注文を受けてから1つ1つ麺を茹でる。
 朝ラーという朝からラーメンというライフスタイルを流行らそうとした向きが以前あったが今はどうなっているのだろうか。
 喰事刻には混むのだろうが午前10時頃にはさすがに客は2-3人で空いている。
 2-3分待つと3番の方と呼ばれラーメンを受け取ってきた。
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 実は袋麺は既に喰べたことがある。同じ製品なので当たり前なのだが覚えのある大蒜と醤油の香りが立ち昇る。
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 具は腿肉の叉焼1枚、法蓮草、支那竹、刻み葱。値段を考えると頑張っている感じがする。
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 麺には緩くウェーブがかっており歯応えや風味は生麺と比べても遜色が無い。
 指定の手順通りだと自分には少し麺が茹で過ぎ気味に思えた。
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 因みに置いてある胡椒はMcCormick(マコーミック社)のものだった。ハウスなどのものに比べるとちょっとスパイシー。
 さて、成人男子だと袋麺一つだとちょっと物足りないだろう。
 というわけで味噌もいってみましょう。
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 同様に2-3分待って受け取りに行く。
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 具が醤油ラーメンとは換えてあり、叉焼、コーン、もやし、白髪葱の構成。
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 味噌は札幌味噌ラーメンのような濃厚なタイプではなく、味噌の溜りを利用したような風味だ。
 醤油の方は素ラーメンでも良いが味噌はちょっとコクのある具を載せた方が合うように思えた。
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 意外と(失礼)叉焼が厚いのにちょっと驚く。
 2杯でラーメン大盛り1杯位の分量なので喰べ比べも良いね。
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 御馳走さまでした。

行者そば 梅庵 [風景など]

 オッサン(もとへ、ナイスミドル)は麺好きである。
 信州人らしく蕎麦も好きではあるが、あまり外では喰べない。
 全国各地であることだと思うが蕎麦処信州と雖もどの店で喰べても美味しいと云う訳にはいかず、明らかに価格設定が観光地価格になっていることもままある。
 自分で茹でて喰べた方が満足度及びコスト・パフォーマンスが格段に良いので専らクマガイ製麺の古城そばを喰べている。
 外で喰べるとなると何かプレミアか切っ掛けが無いとなかなか機会が無いねぇ。
 別に通ぶっている訳でも無く意外と駅蕎麦のチープな感じのかけソバが良いような気も.........。
 
 あれこれ言いつつ上伊那には手頃な価格で蕎麦好きを唸らせる店が無い訳では無い。
 市街地にも優良店が幾つかあるが、今回は観光客も満足できるロケーションにある「行者そば 梅庵」を訪ねる。
 中央道伊那I.C.で降りて右折、高速道路の下を潜り信州大学農学部の前を過ぎて暫くすると広域農道にぶつかる。
 今度は左折して道なりに進む。左手に産直市場グリーン・ファームが見えたら次の信号「ますみが丘南」を右折して進むと4km程で目的地に着く。
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 ところどころ道が狭くなるが看板が出ているので迷う心配は無いだろう。
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 右折指示で細い道を少し進むと道路脇に駐車場が用意されている。
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 訪問は10年ぶり位かも知れん。
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 軒先に吊るされた干し柿が良いネェ。
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 店内へは靴を脱いで上がるので穴の開いた靴下を履いていかない様にしましょう。
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 御品書きは太打と細打から選ぶ。鴨南蛮も結構ファンがいる。
 店名にもなっている太打 行者そばと細打 もりそばをそれぞれ並盛りで注文。
 勿論一人で喰べますよ。
 自分を含め蕎麦好きの多くは冬でももりかざるを頼む。
 仮に冬山か極地で遭難しかかっていても蕎麦はもりかざるだ。
 これこそが蕎麦好きの心意気である。
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 くだらない事を力説しつつ蕎麦茶を飲んで蕎麦の登場を待つ。
 順番は特に指定しなかったが先に細打 もりそばが来ました。
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 惹き包みの十割蕎麦で黒い粒々は蕎麦の殻に由来する。
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 先ずは蕎麦の味がわかるように塩だけで、という店員のアドヴァイスで塩をパラリとかけていただいてみる。
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 塩は島マースみたいなちょっとしっとりしたサラサラタイプ。
 店によっては水だけが蕎麦猪口に入れられていて水蕎麦として蕎麦の味を見させるところがあるね。
 細打ながら腰のしっかりとした蕎麦の香りを楽しむ。
 次は塩と山葵でいただく。
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 こちらの方が更に蕎麦の香りが引き立つ感じがして好み。山葵万歳。
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 蕎麦のツユは鰹出汁の風味がガツンと利いたタイプで甘味は少ない。
 山葵はツユに溶いてしまわないで蕎麦の上に置いで喰べた方が良いと注意書きがある。
 1枚の蕎麦の量は結構あるので色んな喰べ方を試す余裕がちゃんとある。
 喰べ終わる頃今度は太打 行者そばが来た。
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 うって変わって幅広の太い蕎麦はちょっと無骨な外観。
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 麺の太さの比較。
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 これも塩だけで先ずはいただいてみる。
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 細打よりも蕎麦が太いので香りが立ち難いかな。
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 行者そばの由縁は薬味と蕎麦ツユにある。
 薬味は大根卸と葱、焼き味噌の三種。蕎麦ツユには大根卸の搾り汁が混ぜてある。
 鰹節や昆布といった海産物の乾物ですら貴重だった山国ではこうして蕎麦や饂飩を喰べていたのだ。
 本来は辛味大根の搾り汁のみに焼き味噌を溶いて喰べる。
 同じ伊那市の高遠では高遠蕎麦の名で、北信の更埴(現:千曲市)ではおしぼりそば・うどんの名で同じような喰べ方をする。
 この高遠蕎麦を巡る数奇な物語については以前概説したので興味のある方は御覧あれ。
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 辛味大根は山葵とはまた違ったピリッとした辛味がある。
 細い蕎麦だと大根に負けてしまいかねない。
 太打の蕎麦の歯応えと焼き味噌の素朴な風味、辛味大根の刺激は一種豪快な味わいを生み出す。
 無骨な蕎麦は洗練された蕎麦と違った趣がある。
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 蕎麦湯で普通の蕎麦ツユと行者そばのツユを両方楽しむ。どちらも個性があっていいね。
 冷たい蕎麦で冷えた体を、蕎麦湯で温める、これこそが蕎麦喰ひの醍醐味です。

 折角ここまで来たのでちょっと寄り道。
 自動車で1-2分上まで登ると駒嶽神社が右手にある。
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 最初見落として結構上まで行ってしまった。
 夏タイヤだったので雪には少し焦った。
 小黒川キャンプ場まで行ってしまうと行き過ぎなので注意。
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 此処の境内には「行者そば発祥の碑」が建立されている。
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 西暦700年頃役小角(えんのおづぬ)がこの一体で修行をしていた折、この地の人々に手厚くもてなされ、礼として一握りの蕎麦の実を置いていった。この蕎麦を守り伝えていくうちに信州に蕎麦が広まっていったという由来が書かれている。
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 行者というのは勿論、役小角を指しているのはいうまでも無い。
 Wikipedia等によると蕎麦は最初蕎麦掻(蕎麦粉で作ったすいとんをイメージされたし)として喰べられていた。
 所謂麺類としての蕎麦の形(蕎麦切り、切り蕎麦)になったのは信州の地という説があり、行者そばというか日本蕎麦の発祥を主張している碑なのである。
 梅庵で蕎麦を堪能した後はこの碑の前で思いを馳せるのも良いだろう。

 帰りは来た道を下るのだが、途中のY字路は左方向へ進もう。
 何となく右に入ってしまいがちだが、これは来た道と違う。
 右に入ってしまったら道路の下を潜る直前に左に曲がる交差点があるのでここから広域農道に復帰することができる。

おやきを喰べよう (第2回) [みやげもの]

 おやきの魅力について伝えるシリーズの第2弾。
 上水内郡小川村はおやきの里として町興しをしている。
 聖地本州のHESOを訪ねた帰りに道の駅「おがわ」へ寄り道。
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 ここのおやきは油を敷いた焙烙(フライパンかも知れぬ)で焼いて(焦げ目を付ける)から蒸して仕上げるタイプ。
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 随分と種類が多い。
 この日のラインナップはかぶ、あんこ、大根、青菜、なす、ミックス野菜、野沢菜、ピリ辛野沢菜、紫米の米粉を使った生地の餡子。
 陳列棚にはあまり並べられて無いように見えるが、奥の保管庫に暖かい状態で保管してあるので注文すれば出してもらえる。
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 大根、かぶ、なす、ミックス野菜の4種を捕獲。
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 ミックスと付くとキャベツがメイン具材で人参、椎茸などが入ることが多い。
 具は軽く油で炒められているようだ(生の野菜にサラダオイルを混ぜて作る場合もある)。
 塩ベースの味付だが、お店によっては味噌味の時もあるね。
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 かぶはちょっと珍しいかも。千六本に切られた蕪を味噌で味付してある。
 蕪のちょっとクニュッとした喰感が楽しい。
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 大根は切干大根を人参、椎茸などと醤油味で煮て具にしてある。
 切干大根と表示されている場合もある。
 中信では割とポピュラーな具だ。
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 なすは全県で定番の具の一つ。生のまま入れたり、油炒めにしてから入れたりする。
 味噌での味付が一般的。
 おやきは元々喰事でもあるので普通の人なら2~3個も喰べれば充分満足することと思う。
 でも、色々な具を試してみたいよね。

 御隣のさんさん市場でもおやきを扱っている( 勿論別々の日の購入ですよ)。
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 やはり油を敷いた焙烙で焼いてから蒸して仕上げるタイプだが道の駅おがわのとは少し見た目が違う。
 本日の具はかぼちゃ、青菜、いんげん、茄子、大根。
 具としての隠元は初めて見たが長野市の他の店でも扱っているようなので北信独特の具なのかも。
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 かぼちゃは売り切れだったので他を1個ずつ捕獲。
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 いんげんから見てみましょう。
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 莢隠元をブツ切りにして味噌で調味。隠元の独特の風味が強い。
 ちょっと好き嫌いが分かれそうな感じだ。
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 青菜は塩ベースの味付。野沢菜のような漬物独特の風味では無く、葉物野菜の風味が残る。
 これは好きな味だ。
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 大根は切干ではなく茹で大根が具になっている。
 これは中信、南信ではみたことがないタイプの具だ
 切干大根とは違ってシャキシャキ感が少し残っている。
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 茄子は味噌味の油炒め。
 道の駅おがわのおやきよりは少し皮が薄いように思うが大きな差は無いので具によって買う店を決めれば良いと思う。
 野沢菜、茄子をメインにお好きな物をピックアップしていくのが最初は良いだろう。

 おまけ。
  小川村では秋の味覚の代表、茸も採れるようでなめこ、くりたけ、むきたけなどが販売されていた。
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 なめこは傘の閉じた小さいものが良く流通しているが傘の開いた少し成熟したものも美味しい
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 家で味噌汁にしてみた。
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 あぁー、秋の味覚だネェ。

 朝また飲もうと思ったが.....................無い...........ナイ.......鍋が空になっている...........。
 消失に伴う謎は賢明なる読者諸氏には謎でも何でも無いことと推察する。

 さんさん市場では「えご」も売っていた。
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 えごはいご草(エゴノリ)と呼ばれる海草を煮て固めた喰品でいごとも呼ぶ。
 安曇野ではお祭りの時などに喰べる。
 えご好きな人が一定数存在するみたいで最近は一年中スーパーマーケットに並んでいる。
 爺さんや婆さんは美味しいとか云って喰べていたような気がするが、自分が子供の頃は全く好きではなかった。
 大人になって味覚が変わったようにも思うので○十年ぶりに購入。
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 生姜醤油や酢味噌などで喰べる。
 今回は山葵醤油。
 ん~~~、Oh! delicious!!!という訳にはいかんネェ。
 味は如何にも海草といった感じで磯臭く、やはり万人受けするのは難しいような。
 昔よりは普通に喰べられるが.......健康に良いような気はするね。
 海の無い信州ではこういうものが貴重だったのですよ。

長野道(上り)姨捨S.A. レストランおばすて ごま味噌おしぼりうどん [郷土料理]

 長野市で所要をこなし帰路に着く。
 遅めの昼喰を長野道(上り)姨捨(おばすて)S.A.のレストランおばすてでいただく。
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 ここは上下線共にデカ盛りメニューを出したり期間限定で面白いメニューがあるので時折立ち寄るS.A.だ。
 今回のお目当ては更埴(現:千曲市)地域の御当地名物のおしぼりうどん。
 レストランのショーケースを検分するとごま味噌おしぼりうどんの名があった。
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 席に着き数分で登場。
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 饂飩は温製で鉄鍋に茹で汁毎入れられている。
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 右下の御椀に入った白い液体は辛味大根を卸した物の搾り汁で上の小鉢の味噌を溶いて味付けする。
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 ここの味噌は胡麻味噌で半擦り位の胡麻が信州味噌に混ぜてあった。
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 場所によっては焼き味噌を使うところもある。
 味噌を半分位溶いて味を見て下さいというので先ずは言われた通りにする。
 辛味大根のピリッとした刺激が最初にある。
 この辛味は揮発性なので置いておくと徐々に刺激が抜けてしまう。
 味噌はしっかり溶いてしまうより多少塊が残る位の方が味が変化して面白いと思う。
 どうせならおしぼりそばも喰べたかったのだが、残念ながら提供は無い。
 裏技としてこのおしぼりうどんにざる蕎麦を追加して頼めば味わうことができる。
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 セット(おしぼりうどんの単品もメニューに無い)で付いてきたソースかつ丼はやや甘目のソースで駒ヶ根・伊那タイプのソースかつ丼に近い味わい
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 御飯も半合強といったところでうどんと合わせてちょうど1人前の喰事となる。
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 料理長お勧めの野沢菜ミックスピザも調子に乗って注文。
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 野沢菜の塩気とチーズが意外と合う。

 実物を見たところでおしぼりうどんに付いて概説しておこう。
 以前高遠蕎麦の時にも触れたが皆様御承知の如く信州は山に囲まれた地故に海産物の入手が極めて困難な時代が長かった。
 また平地が少なく寒冷地のために米作に適した地域が限られ、代替作物として蕎麦、小麦の栽培が推奨されていた。
 今でこそ鰹節昆布等は容易に入手できるが昔の信州では乾物ですら希少で正月等のハレの日に食卓に上ることはあっても日常では贅沢品として使用が制限されていたという。
 同様に塩や醤油も貴重品であったのだが、何とかして美味しく蕎麦や饂飩を喰べたいという欲求がおしぼりそそば・うどんという喰べ方を編み出させたのだ。
 素朴な味わいながら意外と芯のある喰べ方だ。
 

信濃路遊膳 蕎麦の里「そばのさと」 どうづきそば [風景など]

 新聞を読んでいたらとある記事に目が留まった。
 新しい手法で蕎麦を作る機械開発の記事で茅野商工会議所、精密機器メーカーと信州大学農学部植物栄養学井上直人教授により共同開発されたとある。
 「千本杵搗(きねつき)機」と名付けられたその機械により生み出される蕎麦は従来とは全く味わいが異なるらしい。
 ここで一般的な蕎麦の製法についておさらいしておきましょう。
 収穫された蕎麦の実は製粉され、蕎麦打ちの際に水分を加えられる。
 捏ねられて蕎麦生地となり
 細くカット(蕎麦切り)された後に茹でられて御馴染みの蕎麦になる。
 良く蕎麦の三立て「挽き立て、打立て、茹で立て」とも云われるが、蕎麦の香りと風味は案外容易に失われてしまうものだ。
 腕でカバーできるのは打立て、茹で立てだが、問題は挽き立てである。
 機械製粉のみならず、昔ながらの石臼であっても蕎麦の実を挽く工程で発生する摩擦熱や乾燥が蕎麦の風味にとって大敵であるのだがこれは避けようが無い。
 そこで新手法の登場である。
 「千本杵搗機」は浸水させた蕎麦の実を甘皮もろとも臼で搗いて潰し蕎麦生地に変貌せしめる。
 粉を挽く過程が含まれていないため蕎麦の実が持つ本来の甘みや風味を保持する事が可能とされている。
 そういえば蕎麦の実を使った汁物や雑炊では蕎麦切り(所謂蕎麦)とはまた違った風味が楽しめるものだ。

 要約すると餅で言えば道明寺粉や白玉粉から捏ねて作るか糯米を蒸してから杵臼で仕上げるかの違いのようだね。
 さて、その味わいや如何に?
 ブヨブヨと茅野市に向かう。ルート選択を迷ったが最短距離で国道152号線で杖突峠を抜けるルートを選んだ。
 道路にこそ雪は積もっていないが峠の頂点に近付くに連れて道路脇には雪の壁が出現し次第に高さを増す。
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 杖突峠の展望台から諏訪地域を見渡すとかなり積雪が残っているようだ。
 無事に峠を降りて「そばのさと」を目指す。ちょっと迷ったが何とか午前中に到着できた。
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 店内に入りお目当ての蕎麦を注文する。「どうづきそば」と名付けられており1600円(2013年3月現在)なり。
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 ついでにミニ天丼も注文。
 先客は数名だったが1テーブルにつき1枚はどうづきそばを頼んでいるようだ。ちなみに1日20喰限定。
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 御約束の蕎麦茶をじるじると啜る。
 数分で蕎麦が来た。
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 新蕎麦のシーズンだけあって蕎麦はほんのりと緑がかっている。
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 ところどころに白色の部分があり全体的にゴツゴツとした見た目だ。
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 先ずは水蕎麦でどうぞ、と促される。
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 グラスからそのまま蕎麦を手繰るが、啜ることができず。パスタを喰べるような感じで口中に投入せしめた。
 まずは蕎麦の甘みを強く感じる。
 蕎麦の風味も強く何も調味料が無くともそのままいただけそうな感じだ。
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 焼塩でもどうぞと云われ試してみる。
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 今度は蕎麦つゆに漬けていただく。
 蕎麦つゆは信州らしいややあっさりとしたつゆ。
 水蕎麦や塩で喰べる方が美味しく感じたのでこれはこれで良いのかもと思う。
 つるつると啜るのでは無くしっかりと噛んで喰べる蕎麦だ。
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 箸で持ち上げた時にクタッとしていないのが伝わるだろうか。
 普通の蕎麦より若干モチッとした喰感だ。
 キリリと冷やされたどうづきそばをガヒッガヒッと摂取していく。
 最後の方はそのまま、或いは焼塩で色々な味わいを楽しむ。
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 ミニ天丼は甘目のタレで海老、南瓜、スナップ豌豆が載せられていた。御飯は半合弱といったところで蕎麦1枚と合わせて昼喰としては丁度いい量だった。
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 蕎麦湯をいただいて撤収。
 営業前に蕎麦生地を作るため営業時間内は千本杵搗機は稼働していないそうだが蕎麦打ち実演みたいに展示があると尚良いね。
 蕎麦掻きなどにも応用が効きそうなので新たな蕎麦料理の登場に期待が膨らむ。

MINATOYA(蕎麦処 港屋) 冷たい肉そば & 温かい肉そば [県外遠征(東京都)]

 2013年のとある日、東京出張を命じられた。
 去年から行く事を打診されていたのだが他の出張があったりで予定が合わずにいた。
 結局断りきれずに結局土日を利用して出張することになったが、何しろ先方の指定が土曜日朝なので当日の長野県出発だとまず間に合わない。
 前泊しても宜しいということで金曜日のうちに東京へ向けて出発した。
 平日昼間のためか高速バスもゆったり乗れて渋滞も無く思っていたより早く新宿に着いた。
 荷物を某所に秘匿してから中央線で東京駅へと移動。
 早々と土産を入手(←こういうときだけ手際が良い)、お次は喰事をしたい。
 東京駅一番街のラーメンストリートで摂取するかどうか迷ったが、せっかくなので平日しかやっていない店に行きましょう。
 JR山手線新橋駅で下車、慈恵医科大学病院方面を目指す。
ブヨブヨと若干迷いながら歩くこと15分程で現地着。
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 看板が無いが店の前に何人か人が待っている様子だったので「港屋の行列です?」と聞くと「そうそう。5時30分からの開店待ちですよ。」と。
 事前のリサーチだと建物は黒い外観だったが改装というか壁面の塗り替えをしたようだ。
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 窓の配置や建物の形は変わっていない。
 スリット状の窓からどうしても中を覗きたくなるね。
 午後5時ちょっと前の現着で昼の部の営業が終わり、すぐに店の前に支度中に相当するパネルが設置された。「いらっしゃいませ あちら側で、少々お待ちいただけますでしょうか。 ←」と小さい字で書かれている。
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 待ちながらちょっと外壁を見て回ると控えめに店名が記されたプレートがあるのみ。
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 暖簾や看板が無い(昔はそば処と書かれた行灯が出されていたようだ)ので待ち人が居なければ気づかなかったかも知れない。
 聞くとも無しに先客の会話が耳に入る。
 内容からはどうもお医者様の一団らしい。
 平日の昼間に何故こんなところに?と思ったが皆スーツ姿でキャリーバッグ等を携えており出張スタイルのようだ。
 こんなところにお医者様が沢山いるから地方での医師不足が生じているのではないかと待ちながら思いを巡らす(←多分違う)。
 午後5時30分の開店時間になり、店内へ入る。
 喰券制と聞いていたが直接レジで注文後に現金払いだった。
 4人ずつオペレーションして行く(スペースの関係でカウンターに御盆が4枚しか載せられない)様で4人毎に列が進む。
 自分は5番目だったので2組目のトップ。
 2大看板メニューは冷たい肉そばと温かい鶏そばで可能であれば両方摂取したいところだが.......。
 2個注文して良い?と店主に尋ねると提供数の事があるのでお一つでお願いします、と。
 大盛りの店とも聞くので先ずは様子見で冷たい肉そば(850円なり、2013年3月現在)とした。大盛りは+100円なり(同)。
 カウンター越しに店主の作業が見える。
 蕎麦つゆを丼に入れ、辣油をたっぷり混ぜ入れる。
 茹であがった蕎麦を一旦氷水で締めて丼に投入。
 別鍋から具となる肉を蕎麦に載せ大量の刻み葱、白胡麻、刻み海苔をトッピングし完成。
 生卵1個と蕎麦湯の入った蕎麦猪口がセットで提供される(左の猪口は自分でサーブした御冷やですよ)。
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 お盆を受け取り席へ、というか立ち喰いスペースへ。
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 店内は黒を基調とした一見バーの様な雰囲気。店の殆どを黒御影石の大きなテーブルが占めて客はその周りに立って蕎麦を喰べる。
 ショパンのエチュードやスケルツォの流れる中、客は皆黙々と蕎麦を喰べるのだ。
 某ラーメン店のように私語禁止の訳では無く、ひたすら自分の蕎麦と格闘するので結果的に無言になってしまうんだね。
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 オッサン(もとへ、ナイスミドル)も果敢に蕎麦へ挑む。
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 黒い田舎蕎麦タイプ(殻毎挽いて蕎麦粉にする)で太い。
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 更にかなり固目に茹で上げられており腰が強いというよりも歯応えが強いと表現した方が良さそう。
 信州蕎麦のように手繰ることができず、しっかり噛んで味わうことになる。
 これも無言になってしまう理由の一つだ。 
 具の肉は牛肉を甘辛く煮たもので牛丼の具を連想させる。
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 蕎麦つゆには大量の辣油が混ぜられているのを目の前で見たばかりだが思っていた程は辛くない。
 自家製辣油なのかは不明だがおそらく飲める辣油的な調整がされているのだろう。
 甘く濃い目の味付けだが蕎麦つゆとしての出汁の味はしっかりあり、斬新な味ながら蕎麦を喰べていることを忘れさせないバランスになっている。
 卓上には天かずと唐辛子、山葵がある。
 陣取った位置のせいで山葵と唐辛子には手が届かなかったので天かすのみ試したが自分的には無い方が好みだった。
 (ブロガー諸氏の記述を見ると以前は卵と葱も卓上にあり入れ放題だったようだ。スタイルが変わったのか夜営業はこのスタイルなのかは不明。)
 後半は生卵を蕎麦つゆに割り入れていただく。味がマイルドになるので辛いのが苦手な方は早目の投入でも良いだろう。
 蕎麦は普通盛りで2玉程度あるのだが蕎麦湯も混ぜて結局蕎麦つゆも全部摂取してしまった。
 立ち喰いなので御盆を返しに行く。
 コンセプトとしてはつけ麺を彷彿とさせるが摂取した感想はやっぱり蕎麦なんだよなぁ。
 
 さて、大盛りにしなかったこともありもうちょっと喰べられそうだ。
 自分の後に入ってきた客は10数人程でまだ蕎麦にありつけていないのは2-3名。
 これならそんなに待たずとも良さそうなのでもう1回並んでみた。
 2-3分で自分の含まれる組になったのだが、自分の2人くらい前の客に温かい鶏そば終わっちゃいましたという嫌な宣告をしているのが耳に入る..........しまった.......最初に温かい鶏そばを注文しておけば良かった.........。
 冬でも必ず盛りか笊のみで掛けはまず注文しない蕎麦喰ひの習性が出たのが良くなかった......。
 店主が初回の遣り取りを覚えていたためちょっと待っててねといい、鶏肉が無くなっちゃたけどつゆはあるから肉そばの温かいヤツでも良い?といってくれたのでそれにすることにした。

 先ほどと同じプロセスを経て温かい肉そばを捕獲。
 構成は冷たい肉そばと同じだが蕎麦つゆが異なる。
 辣油だけでなく粗挽きの黒胡椒がたっぷり入れられている。

 蕎麦は2杯目なので少な目でねと頼んだがこの位?と見せられた量が先ほどとあまり変わらない。
 少・な・目・ね・ッ。
 店主が残念そうに蕎麦を減らす。
 一掴みずつ2回減量して貰ったが結局1玉半位の量だった。
 減量コールの度に店主がちょっと哀しそうな顔をするのでここでギブアップ。
 どうも店主としてはたくさん喰べて欲しいみたいだね。
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 黒胡椒のスパイシーさが加わったためかこちらは更にパンチの効いた味わい
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 一際個性の際立つ組み合わせでこってりした味好きの人はこちらの方が嵌るかも知れない。
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 温かいのは蕎麦つゆだけで蕎麦は先程と同じ冷製。
 微妙に噎せつつ摂取。
 冷たいと温かいの順番が逆だと温かいつゆに冷たいつゆのインパクトが負けてしまっただろうから結果的にこれで良かった。
 本来の温かい鶏そばは蕎麦つゆに刻み葱と鶏肉のブツ切りが入っているようなので今度行く機会があれば正規バージョンで喰べてみたいね。

 際物同士の組み合わせで一見ミスマッチと思ったが、料理としては上手く融合している。
 信州の蕎麦喰ひとしては自作もそのうち試してみたいところだが.......。

 奇天烈というか今までに無かった味の蕎麦だけで無く店構え、演出も含め非常に個性的な店だ。
 店主の物腰は柔らかながら全てに於いて信念というか強い意志を感じた。

おやきを喰べよう(第1.7回) [みやげもの]

 年末年始には指定日に喰べる特別なメニューがある。
 12月31日の年越し蕎麦、1月1日の雑煮、1月7日の七草粥は全国的にもポピュラーとなっている。
 最近だと年明け饂飩を広めようと関連各社がキャンペーンを展開していたりするね。
 ついでながら平成生まれのオッサン(もとへ、ナイスミドル)はおせちも良いけどカレーもネッ!のフレーズ(確か最初はおせちに飽きたらという言葉だったがクレームが入ったとか聞いた記憶がある)を思い出した。
 信州では地域差もあるが1月2日にとろろ汁を喰べる。
 忘れてはならないのは1月5日の年玉おやきだ。
 元々信州ではおやきを決まった日に喰べる習慣がある。
 それぞれに謂れがあり地域毎に差異があったのだが、近年正式に「おやきを食す日」が信州おやき協議会によって制定された。
 これに違反すると罰則があり、最低でも罰金~禁固、著しく素行不良の場合は懲役に処せられる場合もあるので注意が必要だ。
 おやきを喰べる日は家庭のみならず飲食店でもおやきが提供される。
 コンビニエンスストアもこれらの日にはお握りやお弁当が全く売れなくなるので、最近はおやきの試験販売を始めたチェーンが現れた。
 肉まんのバリエーションのような生地で信州人にとっておやきらしさは少なく思う。
 今後市民権が得られるかどうか未知数の部分があるね。
 だが好評であればお握りコーナーにおやきがずらりと並ぶ光景がいずれ見られるようになるだろう。
 平日であれば学校給食も、更に聞いた話だと病院の給食も3喰ともおやきとなり、普通のおやきを喰べられない患者さんには特別に流動食タイプのおやきが用意されるそうだ。
 職場でも次の日にどんなおやきを喰べたかが話題の中心になる。
 何らかの事情でおやきを喰べられなかった場合は暫く肩身の狭い思いをしなければならない。
 職種によっては始末書の提出が義務付けになっている職場も少なくない。
 一昔前だと近所の煩型のおばさんおじさんが家々を廻ってちゃんとおやきを喰べているか確認に来たものだ。
 拍子木を鳴らしながら「おやき喰っただか~~?、忘れでるご(子)いねがー?」と確認する声が懐かしく思い出され............どこの信州だ?これは。
 というわけで兎に角知らないところでおやきを食す日が制定されており第1回は1月5日の年玉おやきということで早速捕獲しに向かう。
 年玉おやき提供店は長野市の店が多い。
 長野市はたまに行くのだが自分の運転で行くのはちょっとなぁ......。
 松本市の居住歴が長いので城下町ならではの碁盤の目のような区画の方が慣れている。
 ところが長野市は駅を中心に放射状に道路が設置されておりどうも馴染めない。
 販売店のリストを検分すると道の駅おがわでも販売があるのでこっちにしましょう。
 オリンピック道路(大町-長野線)で往復400円は痛いが止むを得ん。
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 道の駅おがわの入り口にはポスターが貼られていた。
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 店内に入ると年玉おやきは紅白で中身は餡子で提供。
 野沢菜とか茄子とか全てのおやきがそうなるのかと思っていたが違った。
 小学校の運動会で貰った紅白の饅頭を思い出した。

 年玉おやきと野沢菜、茄子を捕獲してきた。
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 ここのおやきは軽く焼いてから蒸すタイプで生地には重曹が加えられておりかなり饅頭に近い生地だ。
 特に餡子だと目隠しで食べて正確におやきか饅頭か鑑別できる人間はそうはいまい。
 見た目だと焼き色がついているので何とか判別可能。
 貰ったチラシを見ると喰べ方にも作法があるようだ。
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 割ってみると白玉が中に忍ばせてある。
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 作法に従い無言で摂取。この部分は恵方巻きをえほう....いや違った....模倣しているような気がする。
 豚嫁は説明したにも関わらずいつものごとくギャアギャア騒ぎながら喰べる。
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 ついでに野沢菜。
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 古漬けの野沢菜(少し酸味が出る)が具で,野沢菜単独ではなく人参、葱が入っており味噌味で調味されているちょっと中南信では見かけないタイプ。
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 茄子も味噌味。こちらはオーソドックスな味付け。

 今回チラシを貰って道の駅おがわのおやきのラインナップが確認できた。
 野沢菜、大根、キャベツミックス、なす、あんこ、ニラ、青菜、ミックスマヨネーズ、かぼちゃ、かぶ、かぼちゃマヨネーズ、いんげん、おから、紫米粉あんこ、のびろがあるようだ。のびろは山菜の一種で野蒜という呼び方の方が一般的かも。

住所:長野県上水内郡小川村大字高府1502-2
TEL:026-269-3262(Fax:026-269-2912)
営業時間:09:30~19:30
定休日:毎週火曜日
備考:おやきは全国発送可能
(営業時間、定休日等は変更になっている場合もあります。)

おやきを喰べよう(第1.5回) [みやげもの]

 捕獲してきた灰ころばし(灰焼きおやき、灰ころがし)を喰べてみましょう。
 左の3個は勝家おやき店 本店、真ん中の1つはかあさん家、右の2つの小さ目のものは佐藤の灰焼きおやき。
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 先ずは勝家おやき店のものから、左側の3個が該当。
 ラインナップは茄子、ミックス、餡子、お菜(野沢菜)。
 特徴は夏蜜柑サイズの大きなおやき。皮も厚く如何にも田舎の喰べ物といった外観。
 皮は冷めると石かと思う位、固くなるので原則的には暖めてからいただく。
 投げたりして当たり所が悪かったりすると人を殺せるレベルの固さだ。
 重曹等の膨張剤を使用していないのだが、過熱されるとモチモチというか天然酵母のハードパンのような風味が味わえる。
 茄子は味噌
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 ミックスはキャベツ主体に人参が入る。
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 野沢菜は前日までに要予約。
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 前の日から塩抜きすんのよ、と言っていたが程よく塩気の残った野沢菜は甘味もあって美味しい
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 人気だと云う餡子、思っていたよりタップリ入っているねぇ。
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 甘さもそんなにクドくなく喰事としても充分楽しめる。

 勝家おやき店のすぐ近くにあるかあさん家(ち)でも灰ころばしを捕獲。
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 勝家おやき店へのアクセスで説明したやまなみ荘への丁字路に店舗がある。
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 専用の焼き場が外に敷設されている。
 灰焼きおやき体験館と書かれているがこの時は中には入れなかった。
 訪問日は予約のみとのことで店舗には並べられていなかったが、茄子を1個捕獲できた。
 後から近所の人が来てミックス3個何とかならない?と云って入手していた。
 「急にお客さんが来ちゃって困ってんのよ」との由。

 蒸し饅頭が店舗に並べられており、野沢菜と餡子、茄子、おから、野菜ミックスのラインナップだったので灰ころばしも同様のラインナップと思われる。
 ここのも大き目のサイズでかついえのおやきと同等。
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 茄子を刻んで味噌で味付するタイプ。
 勝家おやき店のものと喰べ比べてみると皮の喰感や具の味付けが微妙に異なっていた。

店舗情報
住所: 長野県東筑摩郡生坂村6339−1
TEL: 0263-69-2712
営業時間:
定休日:
店のhome page http://iksk-agri.com/kasan/

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※

 最後は佐藤の灰焼きおやきのおやき。
 国道19号沿いに生坂村を通り過ぎて長野方面へ。東京電力平発電所を過ぎ、大町市八坂(旧:八坂村)に入って暫くすると右手に店舗が見える。左に大きく曲がるカーブの頂点にあるので通り過ぎないようにしよう。
 店舗前に1-2台分の駐車スペースがある。
 ここは店の存在自体は認識していたが入店は初めて。
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 カウンターの上のブザーで店主を呼び出すのだが、たまたま店主がいた。
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 店内には囲炉裏がありここで灰焼きおやきを作っている。
 営業が土、日のみで営業時間も短いので電話予約しての訪問が良いだろう。
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 ラインナップは野沢菜、茄子、あんこ、珍しい具として玉葱がある。今回は売り切れということで入手できなかったが、リピーターの人は玉葱を指定してくるんだよね、との事なのでそのうち賞味してみたいね。
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 喰紅と喰緑でラベルされている右側の2個が佐藤の灰焼きおやきで左はかついえのおやき。

 ここのおやきはややこぶり。茄子は塩味で調味されている。
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 味噌を使っていないので味を強めるためかやや塩味はきつめ。
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 野沢菜もちょっと味が濃い目で野沢菜漬けをそのまま使用するタイプ。
 お茶と一緒に炬燵に入って摂取するのが良さそう。

店舗情報
住所: 長野県大町市八坂14505-7
TEL: 0261-26-2622
営業時間:10:00~15:00( 売り切れ仕舞い)
定休日:月~金曜日(土日営業のみ)

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※

割烹いづみ 仕出し弁当 [仕出し弁当]

 今日の御弁当は割烹いずみ。
 春日公園の下、御馴染みのプリエ・キャスレードのお隣にある老舗割烹の一つ。
 宴会での利用経験はあるが御弁当ははじめて
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 では、開けてみましょう。パカッ、いやーん。
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 和風のおかずがいろいろあるねぇ。
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 例によって左上から見ていきましょう。鰤のカマ焼きは御弁当のおかずとしてはちょっと珍しいかも。
 高野豆腐(凍み豆腐)、南瓜、牛蒡の炊き合わせはほの甘く、滋味溢れる味わい。
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 右上に移りましょう。
左上はお盆の定番饅頭の天麩羅?と思ったら魚の擂り身(要するに真薯)の天麩羅で中に椎茸などが詰められていた。
 海老はベーコンを巻いて揚げてある。
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 鰤の照り焼きとパプリカと子持ち柳葉魚(キャペリン)の天麩羅。
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 中段左は豚肉を塊でロースとしたものを切り出してある。
 付け合せの栗は渋皮付きの甘露煮に芥子の実を使って皮付きの栗の実を模してある。
 こういう遊び心は良いね。
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 中段右は鶏の炙り焼き。黒胡椒がアクセントで椎茸が添えられている。
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 下段に移ります。茄子の田楽はちょっと濃い目の味付。
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 焼き魚はイサキと鱒の2種。
 香の物は梅干し、白菜の浅漬け、沢庵漬け。
 右下はナポリタン。
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 御飯はジャコの佃煮がトッピングされていた。
 結構ボリュームのある御弁当でした。

店舗情報
住所: http://ina-izumi.com/
TEL: 0265-77-1221
営業時間:11:30~21:30(受付時間)
定休日: 火曜日、第一・第三月曜日
(祝日と重なった場合は翌日に振り替え)
店のホームページ
http://ina-izumi.com/

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※
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